ミツバチが作り出したローヤルゼリーを自然のままに採取した生ローヤルゼリーと加工している調整ローヤルゼリーは特徴や摂取方法などが異なります。ローヤルゼリーを選ぶときはこれらの違いについて詳しく確認しておきましょう。

特徴の違い

生ローヤルゼリーと調整ローヤルゼリーは製造法が異なるため、特徴が大きく異なります。

生ローヤルゼリーの特徴

生ローヤルゼリーはミツバチが作り出したローヤルゼリーを72時間以内に採取し、加工せずに容器に詰めたものです。
加熱処理や添加物の使用がなされていないため、ローヤルゼリーがもつ豊富な栄養素が壊されておらず、他と比べて栄養価が高いという特徴をもちます。
他方で、甘味料や保存料が加えられていないので、飲みづらく、保存可能な期間が短いことには注意しなければなりません。特に風味は特有で、酸味や苦みを感じることから生ローヤルゼリーを苦手に感じる人は多いです。また、生ローヤルゼリーは品質の維持が難しいため、他のタイプと比べて価格が高い傾向にあります。継続して生ローヤルゼリーを飲む場合は経済的な負担を考慮しておきましょう。

調整ローヤルゼリーの特徴

調整ローヤルゼリーは生ローヤルゼリーや生ローヤルゼリーから水分を取り除いた乾燥ローヤルゼリーを加工したものです。
加工の段階で甘味料を加えたり、酸化防止剤を添加したりしているため、ローヤルゼリーの味が苦手な人でも飲みやすく、保存や持ち運びに気をつける必要はありません。品質の維持が簡単なので、安価で市場に出回っています。また、コラーゲンなどの成分が配合されている商品もあるので、ローヤルゼリー以外の健康効果や美容効果を期待できることもメリットです。
その一方で、生ローヤルゼリーと比べてローヤルゼリーの使用量が少なく、加工段階で栄養価が壊されている可能性があることはデメリットといえます。

摂取方法の違い

生ローヤルゼリーと調整ローヤルゼリーは摂取方法が違います。

生ローヤルゼリーの摂取方法

生ローヤルゼリーはクリーム色の形状です。飲むときは舌の下に入れてゆっくりと成分を吸収させて飲み込まなければなりません。また、酸化を予防するために金属製のスプーンの使用を避ける必要もあり、摂取には手間がかかるといえます。

調整ローヤルゼリーの摂取方法

調整ローヤルゼリーは簡単に摂取できます。商品によって形状は異なりますが、カプセルや錠剤、ドリンクなどに加工されているため、手軽に飲めて嫌な味も感じません。

まとめ

自然のままの成分を含んだ生ローヤルゼリーと加工した調整ローヤルゼリーは特徴や摂取方法が異なります。生ローヤルゼリーの栄養価は魅力的ですが、毎日継続してローヤルゼリーを飲む場合は価格や飲みやすさも考慮して自分に合ったものを選びましょう。